魚との接点である最重要なアイテムであるはずの『フック』。

しかしながらルアーマンの中であまり話題にのぼることはありません。

私は夏の間、鮎ドップリとなりますが、針に対するこだわりは、つりの中でもトップクラスであると思います。それこそ『針を制するものは鮎を制する』と言っても過言ではないくらいです。

ルアーフィッシングの場合、ルアー自体とのマッチングがありますので、形状、重さ、大きさなどあまり替えられない点も、コダワり辛い要因でもあります。

鮎師とルアーマンを比較した場合、その針に対する思想は、一歩、二歩どころか三歩も四歩も遅れをとっているように感じます。

誤解してほしくない点は、私はどちらの釣りも大好きで、両者の優劣を言っているわけではありません。巷では様々な釣りの優位性を争っている書き込みがありますが、本当にその釣りをやりこんで行けば、自分に『合う合わない』はありこそすれ、他の釣りを見下すような論調になることはありえないと思います。

鮎の、一日中気を抜けない緊張感。ルアーフィッシングの爽快感と大らかさ。どちらも楽しくて仕方ありません。

まぁそういう私もルアーの場合、針先に気を使う程度で大きなコダワリはありませんが、鮎に限らず、他の釣りの良いところをルアーにフィードバックしていけば更なる世界が広がるのでは無いでしょうか ?